AZUのマンスリーダイアリー

■2016年6月■ 永遠はいらない


かなり前、十数年前にもなてしまいますが、人生で1番美しかったであろう時期に、球体関節人形をつくていました。
高校生の時に天野可淡さんの写真集をみて、なんとも言えない衝撃を受け、ほんの5体くらいしか創りはしませんでしたが、とてものめり込んでいた時代がありました。
写真は自作1体目の小さな球体関節人形です^ ^
設計図から書き、髪の毛もすが糸を染料で染めて、ドールアイ以外は全て手作りになります。

人形は5体しかつくらなかったというか…
作れませんでした。
自分で言うのもなんですが、続けていればちゃんとした人形作家さんにもなれたかもしれません。でも作れなくなりました。気がおかしくなりそうな予感がしたからです。

作るたびに罪悪感。永遠の命をつくってしまう罪悪感です。
「この子たちはずっと一生歳もとることなく、成長する楽しみをしらず、私がこの世から居なくなってもずっとこの姿であり続けなければならない…」
そう思ったらなんか罪悪感がわいてくるのです。無責任に赤ちゃんをポンポン産む感じ。考え過ぎると狂いそうになってきました。

そんな時東京で天野可淡さんの人形を生で観る機会があり、決定的に人形が作れなくなりました。

いまAZUがやっている事、メヘンディやジャグアタトゥーは命があります。
どんなに最高の物を描いても消えてなくなってくれます。

人生も限りがあるからこそだと思います。